1月例会が1月24日(金)プレスセンターにおいて35名の会員が出席のもと開催された。今回は当会会員の三宅健作氏を講師に迎え、氏が三菱自動車の開発責任者として海外企業との技術支援・提携、共同開発を通じて経験した異文化との接点を若干の独断と偏見を持ちながら語ってくれた。
日本の自動車が世界に羽ばたいていく時代に韓国、台湾、マレーシアの自動車産業を技術支援しながら育て上げていく過程の苦労話、そして自動車先進国と誰もが認識しているドイツのダイムラー社と噛み合わない相互の方針のもとでの共同開発していく際の技術部門のジレンマなどについて、まさに技術陣を率いて相手方と交渉してきた経験者ならではの話を聞くことが出来た。氏の話を聴くに誰もが日本の技術水準の高さ、そしてそれを担っている技術陣の優秀さを再認識し、そしてまた、ドイツ製品へのこれまでの信頼が揺らいできたのはないか。
次回2月例会は講師に携帯通信の幕開けの時代に官の立場から業界をリードしてきた甕氏をお招きして、2月21日(金)に同じくプレスセンター会議室にて開催します。
(文責 杉野)