2014年2月度例会「センサーネットワークにおけるビックデータの将来性について」

2月21日(金)18時よりゲスト3名を含みこれまで最大の39名が出席し、プレスセンター日本記者クラブ会議室において2月例会が開催された。

 

今回の講師はYRP研究開発推進協議会会長の甕(もたい)昭男氏、氏は携帯電話の普及に郵政官僚として手腕を発揮し今日のベースを作り上げ、現在は株式会社中央コリドー代表取締役、一般社団法人IIOT理事長を務められております。

 

「ワイヤレスとビックデータとの連携と地域ICT振興」という演題で、まず、日々進化拡大を遂げているワイヤレス分野の動向、周波数再編を含む電波利用システムの将来像、そして急激に広がっていく新たな需要への対応についての概略について述べられました。続いて氏が現在注力している最新無線技術を活用した中央コリドー・プロジェクトを熱く語られました。東京から甲府(山梨県)、松本(長野県)、長野、新潟までの広域地域を中央コリドーと称し、ビックデータとセンサーネットワークをキーワードとして行政区域を超えた広域ネットワーク化を進めていこうとするものです。このシステムを活用し医療、介護、観光、農業、防災、教育、環境、エネルギーの分野において地域ICT振興を進めることによって、今後直面する医療・介護費用の増大などの諸問題の解決を先取りし、併せて地元雇用を確保しながら「地域おこし」を可能としようとするものです。

 

社会貢献をビジョンに掲げているフォーカス・ワンとしても、このプロジェクト実現に協力していきたいと考えます。

 

次回3月例会は3月25日(火)、場所は同じくプレスセンタービル9階、日本記者クラブ会議室です。

(文責 杉野)