6月25日(水)、第2期フォーカス・ワン総会が日本記者クラブの会議室で行われましたが、会議後、一般財団法人ベンチャーエンタープライズセンター理事長の市川隆治様をお招きし、「日本型ベンチャーエコシステム」という演題で講演を頂いた。
氏は、東京大学法学部を卒業後、通産省(現経済産業省)に入省され、ストックホルムのJETRO、在仏日本大使館、(財)交流協会台北事務所に勤務され、退官後全国中小企業団体中央会専務理事を経て現在の職に付いておられます。
ご存知のとおり当法人は企業支援に力を注いでいる中での氏の豊富なご経験を生かした講演は期を得たもので、裏話を含めた内容で、会員も真剣に聞いておられました。
アベノミクスの効果でリーマンショック後停滞していたVCへの投資も昨年度倍になったが、米がダントツで、欧州に比べても遥かに低い水準である。
日本は、人、物、金が大企業に集中しており、大企業が強く、ベンチャーに目を向ける事が少ない。
これからは日本もベンチャーを育てて行かなければ世界に取り残されてしまいかねないので、平等を履き違えた不平等な教育ではなく強い精神を持った人を育てる事が重要である。また、ベンチャーを育てる雰囲気作りも重要である。
当法人も今日の講演を機にご相談ご協力をお願いするベースを持てた事は大変有意義な関係を頂いたと思いますし、皆様のお力を借りて、ベンチャー企業を支援して行く方針でありますのでご協力をお願い致します。