9月16日(金)18時より9月例会の講演が恒例の日本記者クラブ会議室で開催された。今回の演題は「ドローン&IoTがもたらす新たな可能性について」
講演者は当会会員の森上 寿生(もりうえ としお)氏、同氏はマイクロソフト社の執行役員を経て、2010年10月に現在のソーラー・エナジー・ソルーションズ社の前身となる会社を設立し、太陽光発電システム市場におけるITサービスを開発・販売を始めたベンチャー起業家であり、また当会の若手会員の一人である。
ご記憶の方も多いと思うが、政府は今月12日、成長戦略の具体策を立案する「未来投資会議」(議長・安倍首相)の発会合を首相官邸で開催した。このなかでAIやあらゆるモノをインターネットで繋いで情報をやりとりする[IoT]などの先端技術を組み合わせて活用し、産業の生産性を高めたり、新しい事業・サービスを創出したりする取り組みが、「第4次産業革命」として議論された。
ドローンの活用についても議論されており、建築現場や農業分野での活用により生産性の向上が大いに期待されるところである。今日の話もドローンを活用して太陽光発電システムの発電効率を検証する仕組みであり、まさにこの「第4次産業革命」の一端を占める技術の活用であり、同社の今後の展開が期待されることを実感した。
ドローンの活用についての実例をビデオで分かり易く放映し、首相官邸落下事件の大騒ぎのあと大いに変身し姿を変え社会の役にたっているのを確認した。講演の後の質疑も大いに盛り上がりがあった。
(文責:杉野)