7月24日(木)18時より内幸町日本記者クラブ会議室にてフォーカス・ワンの7月の講演会が開催された。今回のテーマは企業投資株式会社専務の太田清久氏による「情報通信の技術革新と2020年の日本の競争力」。同氏は東北大学卒業後野村総研に入社、NRIアメリカなどに勤務後、メリルリンチ証券の調査部門で活躍されました。その後2003年に起業し現在に至っています。ありとあらゆるICT分野のコンサルを務め、またアナリストランキング7年連続第1位という実績を持ち、通信分野の第一人者として人気を博しております。中学時代には中学相撲チャンピオンであったという経歴の披露もありました。
講演の内容は、多方面からの情報通信の進化についての話があり、今や個人がどこでも繋がるネットワークの中心であり、情報の主役は個人となっている。Information、Transaction、Money、Entertainmentのそれぞれの頭文字を取ったTIMEの相関関係のなかでの熾烈な陣取り合戦が盛んに行なわれており、その勝者として現在はグーグル、アマゾンがあげられるとの事でした。高度成長期における生活の基本インフラである居食住は今後2020年東京オリンピック開催の年には医療の医、殖産の殖、充実の充に変化していき、高齢先進国としてそのモデルがショールーム化して世界に示されるであろうとのことでした。
(文責 杉野)