なかなかフィンランドに足は踏み入れていないであろうと思われる。冒頭、かなり癖のある固いグミの様なフィンランドのポピュラーであるサルミヤッキという菓子を配ってくれて、講演は始まった。
人口540万人、国土は九州を除いた日本の面積程度、冬至の日の出9:20、日没15:12、夏至の日の出3:54、日没22:48という自然環境であり、冬の間は一日中真っ暗、そして夏の間はいつ寝たらいいのだという太陽にもてあそばれる土地である。フィンランド人と結婚した邦人女性を含め1,500人程度の邦人が住んでおり、同氏は日本商工会会長として、邦人社会の中心的存在であ る。種々ある行事などのリーダー役を務めてきており、なかでも思い出深い海上自衛隊練習艦隊が寄港した時の歓迎風景などを臨場感を持って語ってくれた。アメリカ、ヨーロッパでの勤務経験も豊かで、円満なお人柄から、地元に相当溶け込んでいた事が推察出来る体験談を披露頂き、聴いている人を機会があったらフィンランドに行ってみたいという気にさせたのではないかと思う。
これからは旅行でも、ビジネスでもフィンランドに係ることは後呂さんに相談するといい。
後呂さん、Kiitos(ありがとう)!
(文責:杉野)