2017年7月度例会講演会「IoTにより到達する未来」

兒玉則浩氏

(当会会員、株式会社MOVIMAS 代表取締役)

 

兒玉則浩さんは2007年、㈱インテリジェンスに入社、某大手通信事業者様の新規事業として、MVNO/M2M市場における新規開拓プロジェクトの事業立ち上げに従事された後、2015年、安川情報システム㈱に入社、IoTを中心とする事業開発及びマーケティングの業務委嘱を経験される。2016年、㈱MOVIMASを設立し、代表取締役に就任された。

昨今、テレビや新聞等あらゆるメディアに取り上げられているIoTについて、事業を立ち上げ、大手企業との共同事業の推進等で、事業領域を確実に拡げられている若手経営者である兒玉さんより大変解りやすく1時間あまり講演をして頂いた。

まず、今までのインターネット(IT)の利用方法とIoT(INTERNET of THINGS)を利用した場合の違いについて説明をされた。

 

建物、牛、エアコン、自動販売機、産業機械等を具体例に上げられて、あらゆる分野への応用が可能ですと語られた。

農業分野では毎日行く事が大変な耕作地に遠隔環境計測の機器を使って、効率的に作業効率を上げているとの事です。これにより、生産者にも購入者にも安心して作物の生産から購入までのシステムが確立しつつあるとの事。

又、セキュリティの分野でも、介護の分野の見守りで応用できるとお話しでした。

一方、自治体も農業改革や上下水道等のインフラの整備に、応用が可能であるとIoTの導入に積極的ですとの説明がありました。

その市場規模は2015年には125億円であったが、2040年には10兆円になるという予想もあるとの事で未来が大きく広がっているようです。

一方で、IoTにも弱点があり、情報漏洩やサイバー攻撃への不安や乗っ取りが懸念されるのと説明がありました。

 

日進月歩の分野での会社経営でご苦労も多いと思いますが、兒玉さんの今後益々のご活躍を祈念致しております。

                                                       以上

 

 

                                                     (文責:熊谷 春水)